6月は。
2010年06月17日
もうすぐ慰霊の日がやってきます。
今年の慰霊の日は、私もラジオの特番を担当します。
そのため、今週はいろんな方にインタビューしてきました。
今日も、先ほどインタビュー取材を終えたところです。
14日火曜日には沖縄平和祈念資料館にも足を運んできました。
いろいろな思いが込み上げ、慰霊の日当日の番組は、どんな言葉で何をどう表現したらいいのか、とても難しいです。
様々な想いが私の中で複雑に絡み合っています。
『沖縄戦』という、本当にあった出来事、どんな言葉でお伝えしても、全てが軽い表現になってしまわないかと不安な気持ちもあります。
戦争中、野戦病院で実際に使われていた薬のびん、生活用品など。
形をとどめているものからは、もちろんそれだけで当時の生々しい実態を思い浮かべることができます。
しかし、戦争体験者の気持ちはどうでしょう・・・。
体験者の方が年々少なくなるということは、それだけ多くの方々の証言が年々聞けなくなるということを意味しています。
私は、今回、平和祈念資料館を訪れて改めて思いました。
大切なのは、人々の思いを、いつまでもいつまでも語りついでいくことなのだと。
戦争で大切な方を亡くされた人はたくさんいらっしゃいます。
そのことを思い出すことは、私たちには想像もつかないほど苦しいことでしょう。
しかし、それでも、語ってくださる方々。
それは、『もう二度とあの悲劇を繰り返してはならない』
誰もがそう強く思っていらっしゃるからなのだと思います。
その気持ちを決して無駄にしてはならない。
取材を通して強く感じました。
インタビューは今日で一通り終わりましたが、ここから先は自分の気持ちと、みなさんから聞いた貴重なお話を整理して、本番まで、さらにいろんなことを考えて臨みたいと思います。
みなさんも、『平和』について、考えてみてください。
本当の平和って、なんでしょうか?
おおしろ らん
Posted by 大城 蘭 at
15:24